医療者が企業勤務者と一緒に学ぶ

活動を始めて3年が経ちました。具体的な成果は見えてきましたか。

 これまで勉強会には前橋赤十字病院、川口工業総合病院、国立病院機構 九州医療センターなどを招いてPXサーベイの実施報告を行なってきました。エクスペリエンスを測ることで課題が顕在化し、医療サービスの改善につながっているとの報告があります。

 新たに今年からは、研究会が認定する「PXE(Patient eXperience Expert)」という資格を開始しました。PXEは様々な職種の医療者と企業勤務者が一堂に会してエクスペリエンスを学ぶ初の試みです。最初は医療者が企業勤務者と一緒に学ぶことに抵抗を示すのではと懸念したのですが、PXを様々な視点から捉えることがイノベーションにつながるのではと考えました。実際、医療者が企業勤務者から学ぶことも多いようで、医療者の視点シフトにつながっています。

 しかし、満足のいく成果はまだまだです。PXが有用であることのエビデンスづくりはもちろん、PXのビッグデータ活用や診療報酬へのインパクトを目指して走り続けるつもりです。

曽我 香織(そが・かおり)
スーペリア 代表取締役社長、日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会 代表理事
大学卒業後、外資系コンサルティング会社で業務改善のコンサルティング、システム開発プロジェクトの開発チームマネジメントを担当。2010年よりコーチ・エィにて医療・介護事業の営業マネジャー、コーチを経て、2015年にスーペリアを創業。2018年に日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会設立


(タイトル部のImage:剣持 悠大)