若い世代に向けた予防策を

健康に対して非常に意識的な印象を受けます。

 おっしゃる通りです。こうした積極的なアクションもあり、藤枝市は静岡県内の各自治体の中でも健康施策が進んでいると自負しています。コロナ前には特定健診の受診率が5割近くになりましたが、これは県内10万人以上の市でトップの数字でした。

 行政が健診を受けてもらうための仕組みを整備している点も大きい。特定健診とあわせてがん検診も注力しており、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの受診率は県平均や全国平均を大きく上回っています。

 特定健診の検査項目は県全体と比較すると概ね良好な数値となりましたが、血圧測定だけが県の平均値よりも悪く、働き盛り世代に高血圧予備軍が多いことが見えてきました。よく知られたことですが、高血圧をはじめとする生活習慣病は脳卒中などのほかの疾患を引き起こす要因になります。そのため、若いうちからの高血圧予防が大切だと考え、若い世代に向けた予防策を実施することにしました。

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どのような予防策ですか。

 社会の中でデジタル化が急速に進展し、若い世代はスマートフォンをはじめとして、デジタル活用に慣れ親しんでいます。その習慣を生かして、デジタルによる健康改善のアプローチをしていくことが非常に有効だと考えました。それにデジタルは非対面で、人的資源を削減しながら効率的に高血圧対策にアプローチできる利点があります。