脳卒中後のリハビリもオンラインでサポート

 スタートアップのエクサウィザーズと北原病院グループは、オンライン遠隔リハビリサービスを共同開発し、北原リハビリテーション病院に試験導入したと2020年6月25日に発表した。脳卒中後の片麻痺が残る患者を対象にしており、病院や通所施設に通う頻度を減らして感染症対策を講じる狙いだ。

 さらに、脳卒中を発症した後に保険内で受けられるリハビリテーションには、日数や時間に制限があるため「リハビリテーションの方法を忘れてしまう」「モチベーションが維持できない」といった課題がある。オンライン遠隔リハビリサービスを使い、自宅での自主トレーニングをセラピストが遠隔でサポートすることで、こうした課題を解決したいとしている(関連記事:オンライン遠隔リハビリ、エクサウィザーズと北原病院)。

 まずは、北原リハビリテーション病院での入院中に自主トレーニングに取り組みたい人や、退院後もリハビリトレーニングに取り組みたい人を対象にする。利用者が運動の様子をアプリで撮影し、セラピストがその動画を確認してフィードバックをアプリ上で送ることで、自宅に居ながら質の高いリハビリ指導を実現できるという。

 AIを用いた骨格抽出技術を用いており、患者の手の動きを自動で認識し、画面に触れずジェスチャーでアプリを操作することが可能だ。今後は、患者の運動の様子をAIで解析したり、患者へのアドバイス内容を学習したAIがセラピストに運動指導のアドバイスを提示したりする機能も搭載予定だという。将来的には、脳卒中に見られる失語症などの高次脳機能障害のリハビリの追加や、他の疾患やフレイル対策に対応したサービス展開を検討している。