ニコチン依存症の患者の禁煙を支援するスマートフォン向けアプリケーション。国内では2020年11月11日、CureAppが開発した禁煙治療用アプリの保険適用を、中央社会保険医療協議会(中医協)が了承した(関連記事:CureAppの禁煙治療用アプリ、保険適用を中医協が了承)。

 設定された診療報酬は2540点(2万5400円)。CureAppは、市場規模について2028年度に年間2万9454人に使用され、販売金額は年間7億5000万円になると予想している。

 アプリを利用した禁煙支援は、国際的にも注目されている分野だ。例えば、2019年10月に報告されたニュージーランドの研究グループの分析によると、国際的に実施された携帯電話のアプリを使った禁煙支援に関する臨床試験は26件、研究参加者は3万3849人に及んだ。

 この研究グループは、中立性の高い13件の臨床試験について調べたところ、禁煙支援の有効性がおよそ1.5倍に高まると報告している。

 海外の禁煙支援アプリの中心は、テキストによるメッセージで禁煙を手助けするもの。これに対して、CureAppの禁煙治療用アプリは、患者用アプリに加え、医師用アプリおよび呼気中の一酸化炭素濃度を計測する携帯型「COチェッカー」を組み合わせる点で独自性がある。今後、禁煙支援の効果をより高めるためのアプリの設計にもさらに注目が集まる可能性がありそうだ。



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