一般的に15~39歳の年齢層の人を指す。Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の略。主に、がん医療において使われている言葉である。

 先日、新型コロナウイルス感染拡大による看護師不足を背景に、大阪市の医療機関にあるAYA世代専用病棟が一時的に閉鎖されるとの報道があり、話題となった。

 国内では、年間に約2万人のAYA世代が、新たにがんと診断されているという。これは全世代でがんと診断される人の2%強と少ない一方で、AYA世代に多い特徴的ながんが存在するなど、様々な診療科に患者が分散する傾向がある。小児に好発するがんと成人に好発するがんの両方が発症する年代であることも起因している。

 患者数が少なく疾患構成が多様であることにより、AYA世代のがんについては医療従事者における診療や相談支援などの経験が蓄積されにくい状況にあるという。また、ライフステージが大きく変化する年代であると同時に、周りに患者が少ない世代であるため社会的な孤立も生みやすい。そのため、AYA世代特有の患者ニーズに対応した情報提供や支援体制・診療体制の整備などが求められている。


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