「書く瞑想」で自分を発見する

 こうした特徴を持つZ世代を明確にメインターゲットに設定した、ヘルスケア系のサービスも登場し始めている。

 前述のミッドナイトブレックファストは、Z世代をメインターゲットにしたAIジャーナリングアプリ「muute(ミュート)」を2020年12月に提供開始した。ジャーナリングとは、メンタルヘルスケアやマインドフルネスの手法の一つで、頭に思い浮かんだことをありのままに書くことである。書く瞑想とも呼ばれ、欧米で人気を集めている(関連記事:書く瞑想「ジャーナリング」アプリ、AIがフィードバック)。

 muuteは、感じたことや思ったことを日記のように書き出し、自分の感情や思考を振り返ることで、自分の感情の揺れ動きや思考パターン、価値観、願望などを発見するためのアプリである。ユーザーが入力した投稿内容や投稿時の居場所、時間、天気などをAIが統合的に分析し、フィードバックしてくれる。

 β版のテストに参加したZ世代からは、「フィードバックがもらえること、ヒトじゃなくAIなので気軽に書けるところが嬉しい」「鍵アカウント以外で文章の吐き出し口が欲しかった。自分としてはありがたいアプリ」などの感想が寄せられたという。将来的には、Z世代が親しんでいる音楽ストリーミングなどとのサービス連携も行いたいとしている。


(タイトル部のImage:Goss Vitalij -stock.adobe.com)