ジャーナリングとは、頭に思い浮かんだことをありのままに書くこと。メンタルヘルスやマインドフルネスの手法の一つとして、欧米を中心に注目を集めている。書く瞑想とも呼ばれる。

 ヤフーでは、2016年夏から行っている「マインドフルネス研修」にジャーナリングを取り入れている。具体的には、参加者一人ひとりにお題を与え、思ったことを殴り書きのようにひたすら紙に書き出していくというエクササイズを行ってきた。ルールは、決して手を止めないこと。

 お題は、「10億円当たったら」「自分が明日死んだら」「自分の葬儀で読まれている弔辞の内容は?」などさまざまである。あえて普段考えないようなお題を与え、それを無意識に書き続けることで、自分を客観視することにつなげることを狙っているという。各自が書く作業を終えた後は、数人のグループに分かれて、「書いている最中にどんな感情が芽生えたか」「書いた後にどんなことを思ったか」などを語り合う時間を設けた(関連記事:ヤフーが取り組むマインドフルネス研修とは?)。

 ジャーナリングなどのマインドフルネスで行うワークを生活習慣として日常に取り入れやすくするため、ヤフーはチャットボットにも着目した。チャットボットによる肩こり・腰痛改善サービスを提供するITサービス開発運用会社のトラヴォスに協力する形で、「『マインドフルネス運動ガイド』チャットボットプログラムを開発したのだ。

 このプログラムでは、投げかけられる質問に答える形でジャーナリングを実践することができる。2020年1月に実施したトライアルでは、「ジャーナリングのおかげで、普段は見過ごしてしまうようなことを意識する機会が増えた」といった感想も寄せられたという(関連記事:マインドフルネスをどう習慣化させる?)。