2017年11月に創業した、AI医療機器ベンチャーのアイリス。同社2019年5月7日、塩野義製薬およびBeyond Next Ventures 2号投資事業有限責任組合を引受先とする12億5000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。

アイリス代表取締役社長の沖山翔氏(左)と取締役副社長の加藤浩晃氏(出所:アイリス)

 同社は現在、AI技術を用いて高精度で早期に診断できるインフルエンザ診断支援AI医療機器を開発している。インフルエンザの診断には迅速診断キットによる検査などがあるが、インフルエンザ患者のほとんどに特徴的にみられるインフルエンザ濾胞(ろほう)の観察をすることで、早期に高い感度で判定することを狙う。

 今回の資本調達を基に、このインフルエンザ診断支援AI医療機器における早期の薬事承認、保険償還を目指す。同時に、2019年4月4日付けで取得した第一種医療機器製造販売業許可と併せて、医療機器を開発する上で求められる品質管理や安全管理に対する体制を充実させる。「より一層開発のスピードと品質を高め、インフルエンザ診断支援AI医療機器の迅速な薬事承認および保険適用を目指す」(同社)としている。

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