JTBガイアレックが6月21日、ヘルスツーリズム認証を受けたプログラムをシリーズ化した、業界初の旅行商品を発売すると発表しました。同認証は、2015年度に経済産業省が始めた健康寿命延伸産業創出推進事業の一環で、日本規格協会を含む第三者委員会が「安心・安全への配慮」「楽しみ・喜びといった情緒的価値の提供」「健康への気づきの促進」の3指標からプログラムを評価・認定し、利用者に対し品質を「見える化」するという制度です。
今回の旅行商品には、「瀬戸内の美しい景色を眺めながらのサイクリングや浜辺でのストレッチを通して、なかなか続かない運動習慣を身につける」など行動変容を意識した企画や、「サンスターとのコラボにより同社社員向け健康増進施設『サンスター心身健康道場』にて、オリジナル玄米菜食ランチや、歯科衛生士による口内の健康講座を取り入れる」など他企業と連携した企画もあり、政府が掲げる「健康寿命延伸」をビジネスチャンスと捉える企業が増える中、その市場はますます拡大しそうです。(大滝 隆行=Beyond Health)
以下では、2019年6月17~21日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。
【ビジネス】
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メロディ・インターナショナル、HAホールディングスなどから資金調達を実施
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【プロダクト/サービス】
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JTBガイアレック、「ヘルスツーリズム認証」取得プログラムを旅行商品としてシリーズ化
運動・栄養(食)・休養をテーマに「旅to健康(たびとけんこう)」11本を発売 -
トッパンフォームズ、亀田総合病院へICタグを活用した医療材料管理システムを導入
大幅な業務効率化とトレーサビリティー管理を実現 -
NTTドコモとソニーネットワークコミュニケーションズ、肌解析を通して健康づくりを支援するサービス「FACE LOG」を6月24日より提供開始
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トリプル・ダブリュー・ジャパン、経産省「ものづくりスタートアップ・エコシステム構築事業」に採択
排泄予測デバイス「DFree」の次世代機の開発・試作・量産化に取り組む
【要素技術】
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PHC子会社のアセンシア、開発中の血糖管理ソリューションがHbA1Cを有意に減少することを確認
2型糖尿病患者のセルフケアおよび血糖管理を改善する可能性を示唆 -
JVCケンウッド、英オックスフォード大などとエクソソームを用いた妊娠高血圧腎症の発症予測システムの確立に向けた共同研究を開始
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富士フイルム、ヒト 3次元培養表皮「ラボサイト エピ・モデル24」を用いた皮膚腐食性試験法がOECDテストガイドラインへ収載
より信頼性の高い動物実験代替法として活用可能に
(タイトル部のImage:jalisko -stock.adobe.com)