片頭痛が2時間で軽減するウェアラブルデバイス

【プロダクト/サービス】

  • ・片頭痛が2時間で67%軽減する画期的なウェアラブルデバイス「Nerivio Migra」
  •  イスラエルTheranica社が開発した、片頭痛を治す新しいニューロ・モデュレーション・デバイス「Nerivio Migra」が米食品医薬品局(FDA)からDe Novo申請を認可された。このウェアラブル機器は頭に巻くのではなく、二の腕の上部に装着し、スマホからCPMと呼ばれる電気刺激を送ることで、片頭痛を和らげる効果がある。片頭痛に市販薬を使用する人が多い中、近年、薬物乱用頭痛などの副作用が問題となっており、Nerivio Migraは、より科学的で安全なアプローチとして注目を集めている。米国で2019年下旬より販売予定である。
    FDA Grants Theranica De Novo to Market First Smartphone-controlled Acute Migraine-relief Wearable Device

  • ・米Carrot社の禁煙デジタルモバイルソリューション「Pivot」で、禁煙を諦めていた人も3人に1人が禁煙に成功
  •  禁煙アプリ「Pivot」を使った臨床試験が行われ、391人のヘビースモーカーたちが参加した。この禁煙プログラムは、呼吸に含まれる一酸化炭素濃度を計測するセンサーとモバイルアプリを効果的に活用した、禁煙ロードマップを個別に策定するそうだ。参加者は、モバイルアプリを使って、喫煙者特有の習慣や行動のカウンセリング、薬物療法、コミュニティーサポートを受けながら、禁煙達成までの厳しい道のりを支援してもらう。試験の結果、32%が禁煙に成功。また、完全な禁煙には至らなかったものの、喫煙量が減った人は29%。興味深いのは、自分には無理だろうと考え、当初禁煙に後ろ向きだった人も、最初から禁煙の意欲の高かった人と同じ割合で禁煙に成功したという結果だ。自信のないヘビースモーカーも、Pivotを使って、禁煙、もしくは喫煙量を減らすことに成功するかもしれない。
    Carrot Inc. Announces Clinical Trial Outcomes for Pivot, its Evidence-based Digital Health Solution for Smoking Cessation

  • ・耐性菌による感染症を治す新薬「Recarbrio」が米食品医薬品局(FDA)に承認される
  •  様々な細菌感染症の治療に使用されるイミペネム、シラスタチンに「relebactum」を複合した新たな抗生物質製剤として、「Recarbrio」のFDA承認が下りた。尿路感染症(cUTI)と複雑性腹腔内感染症(cIAI)の2つの感染症の治験を行ったところ、薬の安全性と効果が確認され、この度Recarbrioは米国抗生物質開発インセンティブ法(GAIN Act)に基づく認証薬として指定を受けた。米国抗生物質開発インセンティブ法とは、世界レベルで耐性菌の増加が懸念される一方で、新規抗菌剤を開発する製薬会社が減っているという事情を考慮し、耐性菌感染症に対する新たな治療薬に対し、市場独占期間を5年間延長するなどのインセンティブを与えるという米国の法律である。なお、Recarbrioは副作用として、吐き気、下痢、頭痛、発熱などが起きることがあり、他の治療薬の選択肢がない場合にのみ処方することとされている。
    FDA approves new treatment for complicated urinary tract and complicated intra-abdominal infections

  • ・アルツハイマーの治療薬「BAN2401」をスウェーデンBioArcticAB社とエーザイが共同開発
  •  7月14~18日までロサンゼルスで行われた2019年アルツハイマー病協会国際会議で、「BAN2401」の研究成果が発表された。BAN2401はアルツハイマー病患者の脳に見られる、毒性のある溶解性アミロイドβの集合体プロトフィブリルとオリゴマーに反応し、この二つの物質だけを排除する作用を持つ。発表の中で、BAN2401には初期のアルツハイマー病患者856人の神経変性を減らすなど、病気の進行を抑える効果があることが確認された。また、特にApoE4遺伝子を保有する患者に投与すると、より効果が上がることが分かっている。現在研究は第3相試験に入ったところであり、2022年には完了する予定。
    BioArctic and Eisai Present New Data Regarding BAN2401 at the Alzheimer's Association International Conference 2019

  • ・無料のiOSアプリで自分が使用する医療機器をスキャンし、使い方、安全性、リコール(欠陥による製品回収)に関する情報をその場で確認できる
  •  米Soom社のCEOチャーリー・キム氏は、ある日娘が使用する医療機器がリコール製品であったことに気づき、大事な家族の生命の危機を感じた。他の人にも同じ恐怖を味わって欲しくないという思いから、「Soom Safety」というiOSアプリを開発。個人で使っているインプラント機器(人工関節、ペースメーカー、心臓弁など)や、インスリンポンプ、ネブライザーなどの医療機器をスキャンすると、直接製造会社と米食品医薬品局(FDA)の情報が画面に表示され、機器の使用方法や安全性を確認できる。一度自分が使用している機器をアプリに登録すると、その後万一リコールが発生した場合には、スマホに通知が送付されるので安心だ。米国では、リコールにより、毎年約5000万台の個人の医療機器に影響が及ぶ。自分の身を自分で守るための貴重な情報収集ツールとなる。
    Soom Launches Mobile App That Notifies Patients, Caregivers and Nurses of Medical Device Recalls

  • ・Applewatchで子どものグルコースの数値を遠隔モニタリング
  •  急成長中のメディカルテクノロジー企業、米Ambrosia Systems社は通信装置「NightRider Blucon」の新バージョンを発表した。この新技術により、1型糖尿病を患う子どもが学校へ行っている間も、子どもが装着する血糖測定機器の数値をApplewatchに同期し、保護者は自分のスマホ画面から、子どものグルコースの数値を5分おきに遠隔モニタリングできるようになる。今までは、子ども自身もスマホを携帯していないと遠隔モニタリングができなかったが、多くの学校ではスマホの携帯が禁止されていた。また子どもが外出中もスマホをずっと携帯していることが難しい、という問題も発生していた。Applewatchなら、子どもも負担なく腕につけられる。なお、スマホに事前にダウンロードする必要のある「LinkBluconアプリ」はまだ米食品医薬品局(FDA)の承認を受けていないため、モニタリングデータは、医療的な重要な判断にはまだ適さないとされており、今後の技術向上が求められる。
    Ambrosia launches revolutionary "Direct-to-Apple Watch" NightRider BluCon for Continuous Glucose Monitoring