先週金曜日、次世代の乳がん検査装置を開発する2社のスタートアップに関するニュースがそれぞれ飛び込んできました。一つは、「リングエコー」の開発を進めるスタートアップのLily MedTechが、アルフレッサ、アフラック・ベンチャーズ、三菱総合研究所などを引当先とする第三者割当増資を実施、総額約9億3000万円の資金調達を完了したという話題。もう一つは、「マイクロ波マンモグラフィ」を開発している神戸大学発スタートアップのIntegral Geometry Scienceが、凸版印刷などからの出資を受けると同時に同社との協業を開始したというニュースです。

 2社のスタートアップが開発を進める検査装置はいずれも、現行のマンモグラフィや超音波エコーなどが抱える課題の解決を目指しています。Lily MedTechの「リングエコー」は、既報の通り、360度あらゆる方向から超音波を放出・反射、受信し、技師のスキルに依存せず高精度な超音波画像を取得しようとするもの。Integral Geometry Scienceの「マイクロ波マンモグラフィ」は、そもそもX線や超音波は使わず、散乱したマイクロ波の観測信号から乳がん組織を映像化しようとする技術です(本技術発表の詳細は後日Beyond Healthに掲載予定)。今後、良い意味での競争が進み、実用化が加速することを期待したいところです。(小谷 卓也=Beyond Health)


以下では、2019年9月9~13日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)