GEヘルスケア・ジャパンが取り組む「Brilliant Hospital」。いわゆる病院のIoT化構想だ。このほど、同構想において村田製作所の屋内測位システム「OWLiQ tracking」を採用したことを明らかにした。

 Brilliant Hospital構想の中には、資産(アセット)の有効活用を実現するアセット・パフォーマンス・マネジメントサービス(以下、APMサービス)がある。施設内にある医療機器などにビーコン発信機を取り付けて位置を「見える化」することで、機器の利用状況や頻繁に移動する機器の位置情報を円滑に把握できるようにする。これにより、適切な資産管理や作業の効率化、生産性の向上を図る。

「Brilliant Hospital」のイメージ(出所:両社のプレスリリース)

 ここに、OWLiQ trackingを活用する。これは、省電力通信のBluetooth Low Energyのビーコン発信機/受信機を用いた測位システム。製造業の工場や倉庫には多数の人やモノが混在しており、どこに何があるか、作業員がどのように業務に携わっているかを把握することが難しいという課題があった。そこで、村田製作所が有する製造現場、無線・通信の分野における知見を生かし、誰もが簡単に設置でき、使いやすいパッケージとして開発したものだ。

 GEヘルスケア・ジャパンと村田製作所は、本システムの継続活用に加え、製造現場と医療現場の共通の課題である屋内物流倉庫の在庫管理・人員状況の把握、リアルタイムでの動態可視化などの検討も行っているという。現場の課題やニーズに応え、医療現場の生産性向上に貢献するソリューションの開発・提供に取り組む考えだ。

(タイトル部のImage:f11photo -stock.adobe.com)