ミツフジ(本社:京都府精華町)はこのほど、てんかんの発作予知を目的とした医療用多電極心電用シャツの発売を発表した(医療機器届出番号:13B2X10377000002)。AMED(日本医療研究開発機構)が支援する「てんかん発作オンデマンド介入のための発作予測システムの開発」の研究に向けたもの。2019年10月から、同シャツを用いた患者データ取得を始める。

てんかん発作予知向け医療用多電極心電用シャツ(出所:ミツフジ)

 AMEDの研究では、てんかん発作の10分前から1分前までにアラートを出す仕組みの構築に取り組んでいる。この中で、熊本大学とミツフジが多電極トランスミッターおよび多電極心電用シャツの開発を共同で実施しており、ミツフジはシャツ開発を担当しているという。

 この多電極心電用シャツを、熊本大学が開発する多電極トランスミッターと結合させることで、てんかん発作予知に必要な心拍データを取得する。「これまでのシングル電極に比べて、取得精度は格段に向上している(当社比)」(ミツフジ)。

 この他、名古屋大学がアルゴリズムおよびソフトウエアの開発。東京医科歯科大学による患者からのデータ取得を組み合わせる。今回のシャツの発売を受け、今後は東京医科歯科大学を中心に全国の医療センターなどと連携し、てんかん患者のデータ収集を進める。最終的には、てんかん発作予知に関する医療機器としての早期承認を目指す。

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