手首に端末を押し当てるだけで、食後の糖質の代謝状態が分かる──。そんなユニークなデバイスを京セラ(京都市伏見区、社長:谷本秀夫氏)が開発し、先週国内で開かれたIT機器関連の国際展示会「CEATEC 2019」においてCEATEC AWARD 2019 スマートX部門準グランプリを受賞したと発表しました。手首の橈骨動脈の脈波(心臓の鼓動によって変動する毛細血管への圧力波)の形状が食事の影響を受けて変化することを利用して、その脈波形状を、ジャイロセンサー搭載の小型端末で測定。スマートフォンなどのアプリケーションソフトウェアで解析処理し、糖質の代謝状態を推定するというもの。昨今はやりの糖質制限ダイエットや、食後の血糖値が上がりやすい糖尿病予備群のチェックなどの用途に使えるといいます。

 血糖の状態を知るには、今のところ、医療者の管理下で血液や組織液を採取する検査法しかありませんが、既報(「指に光」で血糖値測定、実用化近付く)のように、自宅に居ながら血を採らずに血糖状態を測定できる簡便な血糖検査法の開発も進んでいます。高血圧の予防・管理では家庭血圧測定がスタンダードになったように、糖尿病の予防・管理においても家庭での測定が主流になる日は近いかもしれません。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2019年10月15~18日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:jalisko -stock.adobe.com)