解読不可能な究極の秘匿通信と言われる「量子暗号通信」。東芝と東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は、量子暗号通信を用いて数百Gバイトを超えるデータ量の全ゲノム配列データを伝送することに成功した。

 仙台市青葉区星陵町にあるToMMoと、東芝ライフサイエンス解析センター(仙台市青葉区南吉成)の間の約7km間に敷設された光ファイバー専用回線を介してデータ伝送を実施。

伝送拠点と伝送経路の概要(出所:東芝、以下同)

 ToMMoが保有するDNA検体を対象とした全ゲノム配列解析から出力される全ゲノム配列データを、解析処理完了から遅延なくリアルタイム伝送することができたという。

 これにより、量子暗号技術が大規模かつ秘匿性の高いゲノム解析データの暗号伝送に十分に活用でき、実用レベルであることを確認できたとした。