既存の聴診器に接続して聴診音を送信・共有できるデジタル聴診デバイス「ネクステート(旧名ハミングバード)」を手掛ける医療系スタートアップのシェアメディカル(東京都千代田区、代表取締役:峯 啓真氏)が2月12日、映像だけでなく聴診音も伝送する「次世代遠隔診療システム」を発表しました。

 ネクステートはBluetooth、USB Audio出力を搭載し、各医療者が普段から使っている聴診器のチェストピース(体に当てて集音するヘッド部分)に後付けすることで、ヘッドホンやイヤホンの利用、PC、スマートフォンへのデータ転送が可能。ベッドドサイドで研修医が聴診音をリアルタイムで指導医と共有したり、患者宅で訪問看護師が心音や肺音の所見を取り、その場で医師に送信し電話で指示を仰ぐこともできるといいます(関連記事)

 今回のシステムは、インターネット動画配信プラットフォームサービスを提供するNTTスマートコネクト(大阪市北区、代表取締役社長:白波瀬 章氏)と共同開発。同社の持つ堅牢なデータセンターとダイレクトに接続する高速かつ高品質のコンテンツ配信技術と、ハイレゾ音源相当の聴診音伝送を組み合わせることで、呼吸器や循環器など映像だけでは判断が難しい診療科において、対面診療に近い情報量を医師に届けることが可能になるとしています。今後、愛知県豊田市の豊田加茂医師会等の協力の下で実証実験を行い、高精細な4K画質での映像伝送や5Gネットワークの活用なども計画しているそうです。いまだに“テレビ電話”の域を出ていないオンライン診療を、この技術が新たなステージに引き上げるかもしれません。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2020年2月10~14日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:jalisko -stock.adobe.com)