オリンパスは、AIで大腸内視鏡検査中の画像を解析し、ポリープ・がんなどの病変検出を支援するソフトウエアを2020年5月下旬に国内で発売する。同社製の汎用大腸内視鏡と組み合わせて使用する。

ソフトウエアを内視鏡に搭載したイメージ(出所:オリンパス)

 発売するのは、内視鏡画像診断支援ソフトウエア「EndoBRAIN-EYE(エンドブレインアイ)」。AMED(日本医療研究開発機構)支援のもと、昭和大学横浜市北部病院と名古屋大学大学院、サイバネットシステムによって開発されたソフトウエアだ。サイバネットシステムが2020年1月24日に薬機法の製造販売承認を取得。同社からオリンパスが国内における独占販売権を取得した。

 このソフトウエアでは、ポリープ・がんなどの病変候補を検出するとリアルタイムに音と画面上の色で警告する。設計上、あえて発見した病変候補の画面上の位置までを特定することはしないのが特徴だ。音と画面上の色で医師に警告を発するにとどめることで、病変の発見を支援しつつ、最終的な診断を医師の診断に任せる狙いである。

 動画よって抽出した約395万枚の内視鏡画像を、AIの一種であるディープラーニングに基づき学習した。その結果、臨床性能試験では感度95%、特異度89%の病変検出精度を達成したとしている。

リアルタイムに検出する(出所:オリンパス)