近年、持続血糖測定器(continuous glucose monitoring:CGM、flash glucose monitoring:FGM)の登場により、検査時の「点」でしか把握できなかった血糖値を「線」で記録できるようになりました。時間とともに変動する線の波形を「血糖トレンド」と呼び、新しい血糖管理指標にしようという動きも出ています(関連記事:糖尿病領域のトレンドは「血糖トレンド」?)

 従来、持続血糖測定器は「血糖自己測定器加算」の項目の下で保険適用されてきましたが、2020年4月診療報酬改定で糖尿病患者の自己血糖管理に関して「間歇スキャン式持続血糖測定器によるもの」という項目が新設されました。糖尿病患者向けFGMシステム「FreeStyleリブレ」を販売するアボットジャパンは3月13日、同製品を用いて糖尿病の日常の自己管理を行うことが4月から、この新しい診療報酬の枠組みの下で可能になると発表しました。

 血糖自己測定器加算では、測定回数(月20回以上~月120回以上)に応じて6段階の点数が設定されていますが、今回新設された項目は測定回数の縛りがなく、医師は対象患者に間歇スキャン式持続血糖測定器(FreeStyleリブレなど)を“処方”すると一律1250点/月を算定できます。ただし適用できるのは、強化インスリン療法施行中または強化インスリン療法施行後に混合型インスリン製剤を使用している患者。今回の改定で持続血糖測定器による血糖トレンド測定の普及に弾みがつくか今後注目です。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2020年3月9~13日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:jalisko -stock.adobe.com)