線虫がん検査「N-NOSE」を2020年1月に実用化したHIROTSUバイオサイエンス(関連記事:[速報] 線虫がん検査、一般に受けられる施設が明らかに)。同社はこのほど、全ての検査解析プロセスの完全自動化に成功したと発表した。

 大和酸素工業(愛媛県松山市)などの共同開発企業と連携し、自動解析装置を独自に開発した。同装置では、(1)線虫回収、(2)線虫洗浄、(3)解析シャーレに線虫を配置、(4)検体滴下、(5)自動温度管理下で静置、(6)撮像・行動解析など、一連の工程を自動で行える。

今回開発した全自動解析装置(出所:HIROTSUバイオサイエンス)

 これまでは、主に(1)~(4)に当たる工程を検査員が手作業で行っていた。これを今回の装置に切り替えることで、1台当たり年間6万3000検体の処理が可能となるという(検査員手作業時の約50倍)。同時に、解析温度や時間の厳密制御などにより、検査精度のさらなる安定化が望めるとしている。

全自動解析装置の動画(出所:HIROTSUバイオサイエンス)