習慣化アプリ「みんチャレ」を手がけるエーテンラボは、糖尿病患者のHbA1c値の変化を調査する臨床研究を開始した。同アプリの特徴である「デジタルピアサポート」が、血液検査の結果に影響を与えるかを調べる研究である。

 みんチャレは、ダイエットや運動、学習など、新しい習慣を身につけたい5人が1組のチームとなり、チャットで励まし合いながらチャレンジする三日坊主防止アプリ。仲間や同輩が相互に助け合い課題解決する活動「ピアサポート」を、デジタル(アプリ)上で実施する(関連記事:スタートアップ探訪◎人はこうすれば“ハマる”、源流はゲーマー視点の「幸せ」)。

 昨年10月からは、神奈川県のプラットフォーム「神奈川ME-BYOリビングラボ」を活用し、2型糖尿病・予備群にみんチャレを提供して生活習慣改善の効果検証を実施した。その結果、みんチャレを活用したグループはウォーキングの目標歩数の達成率が2倍になる結果が得られたという。

 糖尿病治療には、運動や食事など生活習慣の改善が必要不可欠。みんチャレを使用し、同じ目標を持つ5人1組のチームで励まし合いながら生活習慣の改善を目指すことで、運動療法の一つであるウォーキングの継続を促すと同時に、今回の研究によって実際にHbA1cが下がるかどうかを証明する考え。

 今回の研究課題名は「ピアサポート型習慣化アプリを用いた糖尿病に対する生活習慣改善効果のフィジビリティスタディ」。2型糖尿病および予備群にあたる神奈川県民(40歳以上74歳以下)を対象に実施する。

今回の臨床研究のイメージ(出所:エーテンラボ)

 実施期間は約3カ月。2つの群「みんチャレ使用群」および「非使用群」に分かれ(各群30名人)、1日ごとの歩数を自動的に記録。開始・終了時に、身長、体重、基礎代謝、血圧、HbA1c値などを測定・検査する。


(タイトル部のImage:川島 彩水)