既存の医療機器の技術料を準用する形に

 今回の保険適用は、既存の医療機器の技術料を準用する形になった。治療用アプリは新しい治療法のため、保険適用における新たな分類が必要だが、まずは既存の最も類似する技術区分を暫定的に準用し、次回の診療報酬改定において正式な技術区分が創設されることになる。

保険適用が決定した「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」(出所:CureApp)

 今回決定した準用技術料は以下の2点。
・「在宅療養指導管理料のC110-2の注2 導入期加算を準用して算定」 140点(1400円)
・「在宅療養指導管理材料加算のC167を準用(4回分)して算定」 2400点(2万4000円)

 上の管理料は、アプリを処方する医療従事者に対する技術料としての点数。下の管理材料加算は、治療用アプリそのものに対して算定される保険点数である。

 既存の医療機器の技術料を準用する今回の算定評価について、CureAppの佐竹氏は「新たな医療機器としての道が開けたというよりも、新たな道を開くための最初の手がかりを作った段階。治療用アプリという製品を一般的なものにするためには、今後の診療報酬改定の中で新規の診療報酬枠、すなわち治療用アプリ、デジタル療法という特定の報酬枠(算定区分)を作ることが大事であると考えている。そのために今後、医療に携わるいろいろなステークホルダーと連携して成し遂げていきたい」と語った。


(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)