フィリップス・ジャパンは、N95規格のフィルターと電動小型ファンを組み合わせ「フィリップス ブリーズマスク」を日本で販売すると発表した。マスクカバーの内側に不織布に比べて通気性の低いN95規格フィルターを配置するが、マスク内の空気をファンによって排出しフィルター部から外気が取り込まれる。このため、息苦しさやマスク内部の蒸れ、暑さといったマスクの不快さを軽減できるとする。

「フィリップス ブリーズマスク」は機能性に加え、デザイン性の高さをうたう。色はブラックとグレーの2色を用意する(出所:フィリップス・ジャパン)

 主に屋外での利用を想定している。従来のマスクで不快を感じる人や、ジョギングやウォーキング、サイクリング(自転車通勤)といった軽い運動をする人を対象とする。2020年11月19日にインターネット通販で販売を開始する。希望小売価格は1万780円(税込)。

 本体はマスクカバーとフィルター、ファンの3つの部品で構成する。マスクカバーは通気性の良いメッシュ地で洗濯可能。フィルターはN95規格素材を採用した使い捨て式で、1~2週間利用できる。ファンはMicro-USBによる充電式で、強/中/弱の3段階の風量にもよるが、駆動時間は2~3.5時間とする。静音性にも配慮しており、風量弱であればファン音は大きくなく、会話の邪魔にならないとする。全体の重さは約60g。鼻、頬、耳で圧力を分散することで、着用時には重さを感じにくくした。

3つの部品で構成する。使い捨て式のフィルターは本体に1枚が付属する。交換用フィルターは5枚入りで希望小売価格は税込み1595円(出所:フィリップス・ジャパン)

 ファンの部分にはフィルターはないが、呼気の流路には屈折部分があり、ファンからの空気は下向きに放出される。そのため、着用者の飛沫に関しては一般の布マスクと同等の拡散量に抑えられると見込む。ただし同社としては、周囲の人への配慮の観点から屋内や人の密集地でのファンの使用は推奨しないとしている。