武田薬品工業が中心となり、2018年4月にオープンした神奈川県藤沢市の「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)で、自動運転車を用いた「ヘルスケアMaaS」の実証実験が始まる。主に地域住民を対象に、2021年12月4~26日の土曜日・日曜日に実施する。

 この実証は、湘南鎌倉総合病院、湘南アイパーク、三菱商事、三菱電機、マクニカが、神奈川県産業労働局の支援、藤沢市・鎌倉市の後援を得て実施するもの。「医療×移動」に着目し、シームレスな移動システムを構築するための実証であるとしている。

実証に用いる自動運転シャトルバス(出所:プレスリリース)
実証に用いる自動運転シャトルバス(出所:プレスリリース)
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 具体的には、湘南アイパークが実験会場を提供、湘南鎌倉総合病院と三菱商事、三菱電機、マクニカの4者が自動運転車の運行およびヘルスケアソリューションを提供する。自動運転シャトルバスは、自宅から病院への移動を想定して湘南アイパークを自動運転で周遊する。

 車室内では乗客の心拍数や血圧、体温などを計測し、病院とリモート接続したデジタル問診を模擬的に実施。これにより、通院などにおける患者の移動時間の有効活用や病院の生産性の向上などを調査し、有用性を検証する。

 湘南アイパーク、神奈川県、藤沢市、鎌倉市、湘南鎌倉総合病院の5者は、2019年5月に村岡、深沢地区におけるヘルスイノベーション最先端拠点形成を目指して、覚書を締結。その実現に向けて、「次世代健康管理」「ヘルスケアMaaS」「スポーツ振興」を3つの研究分野に掲げ、さまざまな実証実験を進めている。今回の実証実験は、このうちヘルスケアMaaSに関するものとなる。


(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)