スタートアップのシルタスは、購買データをヘルスケアに活用する実証実験を滋賀県の大手スーパーである平和堂と2021年10月21日に開始した。買い物という普段の生活の一部を健康行動に変えることで、「スーパー=購買の場所」だけではなく、「スーパー=健康になれる場所」として新しい買い物体験を創出し、来店者の食生活の改善を図るとしている。

 シルタスは、栄養管理アプリ「SIRU+」を手掛けている。「頑張らなくてもいいヘルスケアサービスを広めたい」との思いから起業したスタートアップだ(関連記事: 「頑張らなくてもいいヘルスケアサービス」を広めたい)。

 SIRU+は、キャッシュレス決済と連動して買い物データを自動で栄養分析し、栄養バランスが整う食材やレシピを提案するスマホアプリ。同アプリを活用することで、来店者はアプリを介して栄養アドバイスを受けることができ、スーパーは来店者の健康ニーズにマッチした食の提案ができる。2020年4月食材から入力機能を追加し、対象スーパー以外で購入した食品なども登録できるようになった。

 平和堂は現在、「平和堂健康ラボ」を立ち上げて健康への活動の強化などを図っている。また、事業基盤を支える上でデジタルシフトを進めており、「平和堂DX」として業務改革による省力化、データとデジタル技術を活用した新しい買い物体験の提供を目指している。

今回の実証実験の概要(出所:プレスリリース)
今回の実証実験の概要(出所:プレスリリース)
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 今回、平和堂がSIRU+を用いることで、購買データと連動したパーソナルな栄養状態をもとに食の提案を行い、来店者の栄養状態や健康意識、購買意識の変化を促すことを目指す。実証実験は、滋賀県内の平和堂全77店舗で実施。平和堂HOPカードを保有し、SIRU+をダウンロードして使える人を対象とする。期間は2022年2月28日まで。


(タイトル部のImage:f11photo -stock.adobe.com)