テルモは、同社のインスリンポンプ「メディセーフウィズ」を操作するスマートフォン型の専用端末の開発に着手すると発表した。ポンプの操作性向上を実現するとともに、ポンプの使用が日常生活に溶け込むことを目指す。

メディセーフウィズを操作するスマートフォン型端末のイメージ(出所:プレスリリース、以下同)
メディセーフウィズを操作するスマートフォン型端末のイメージ(出所:プレスリリース、以下同)

 インスリンポンプ療法とは、携帯型ポンプを用いて持続的にインスリンを注入して血糖をコントロールする治療法。皮膚から数mmの皮下と呼ばれる層にカニューレの先端を留置して、インスリンを持続的に投与する。

パッチ式インスリンポンプによる投与イメージ
パッチ式インスリンポンプによる投与イメージ

 インスリンポンプを必要とする1型糖尿病の患者は、膵臓からインスリン分泌がほとんどされないため、インスリン投与を必ず行う必要がある。注射の場合は通常1日4回以上投与する。インスリンポンプを使用することで注射の回数は減るものの、投与操作の煩雑さや周りの目が気になるなどの心理的負担が考えられる。現在のリモコンに代わってスマートフォン型端末で操作できるようにすることで、糖尿病患者が「糖尿病を感じない」ことをコンセプトにする。

 今回の対象となるメディセーフウィズは、2018年に発売したパッチ式インスリンポンプ。身体にインスリンの入ったポンプを装着するチューブが無いため、糖尿病患者の行動を制限せず、治療が続けられることをコンセプトにしている。投与操作は現在、無線通信でつながっているタッチパネル式のリモコンによって、基礎投与(べーサル)や追加投与(ボーラス)などの各種設定を行う仕様になっている。

メディセーフウィズ使用イメージ
メディセーフウィズ使用イメージ


(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)