NTTデータは、スマートフォンのカメラで顔を30秒間撮影することで、血圧や心拍数、ストレスレベルなどの推定値を算出するサービスを開始する。特別なデバイスを準備することなく日常使用しているスマートフォンを用いることで、「生活者の日々の健康管理」「企業の従業員ストレスケア」「企業の健康データ利活用ビジネス」などの取り組みの可能性を広げるとしている。

 スマートフォンにダウンロードした「バイタル測定アプリケーション」で、撮影した顔の動画情報を解析し、皮膚下の血管内の「血流量」を特定。カナダNuraLogix社の特許技術を活用することで、血流量の変動を解析してバイタルデータを推定する。

「バイタル測定アプリケーション」の概要(出所:プレスリリース)
「バイタル測定アプリケーション」の概要(出所:プレスリリース)
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 アプリ画面上に表示されるバイタル測定結果や推移グラフを参照することで、利用者は自身の健康状態を過去の履歴とともに確認することができる。企業などは、従業員のバイタル測定結果などから高ストレス者を抽出し、改善アクションを図ることで、ストレスケアを要する従業員の早期発見・対応につなげることができる。

 NTTデータは、2002年から健診結果などの健康データを収集・蓄積・分析するクラウド型健康管理ソリューション「Health Data Bank」の運用を行ってきた。約3000社(団体)、400万人の健康管理に利用されているという。今回のサービスは、その新機能として提供を開始するもの。

 同社としては、今回のサービスを様々なユースケースに展開していく予定。例えば、柏の葉スマートシティにおいて、柏の葉の生活者にサービスを提供し、本人同意のもとでバイタル測定結果を他のサービスに連携することで、新たな価値の創出に取り組む。また、美容・食品業界や小売業界などの複数企業は、顧客に今回のサービスを提供し、バイタル測定結果と自社で管理している他の情報を組み合わせて分析した結果に基づき、顧客の健康状態に応じた最適商品を提案することを計画しているという。


(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)