参天製薬は、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)および一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(IBF Foundation)と「VISIONE アクセラレータープログラム」を開始する。視覚障害の有無に関わらず、両者が自然に混ざり合う社会の実現を目的に、「見える」に関するイノベーションの新規事業創出を支援するプログラムである。

 視覚障害に関わる“壁”を溶かす6つの募集領域に対して、組織の規模は問わず、新規事業創出を図ろうとする企業・団体からの事業化アイデアの提案を募る。既存ビジネスに捉われない新しい発想や異分野からの技術応用を幅広く受け入れる。視覚障害を持ちながらもビジネスの最前線で活躍するメンターやアドバイザーと協働しながら、“壁”を溶かし、かつ事業性を追求できる製品やサービスの創出を支援する。

 6つの募集領域は次の通り。

(1)オンラインの壁
見えないこと、見えにくいことによる情報へのアクセスのしづらさ、特にソフト面のインフラを使いやすくするもの

(2)オフラインの壁
見えないこと、見えにくいことによる移動や生活しづらさ、特にハード面のインフラを使いやすくするもの

(3)能力の壁
普段使わない感覚を使うことで、自分本来の能力や良さに気づき、その感覚も使ったゲーム、スポーツ、アート、音楽など、余暇の過ごし方に関するもの

(4)働き方の壁
眼の見える車いすユーザーが眼の見えない人の移動を支援するなど、新たな役割の組み合わせを生み出す仕組みや、働き方をさらに快適にするワークプレイスに関わるもの

(5)つながりの壁
同じ目線で、助け合い相談できる仲間が見つけられる、自分の気持ちが落ち込みつつあるのを周囲が見守り、声がけしてくれるなどのコミュニティーを生み出すもの

(6)思いがけない壁
コスメなどの美容、美術館、動物園等のレジャーなど、見えている人の生活の中で当たり前になっていることを、見えにくい人、見えていない人も使えるようにするもの

 なお、募集期間は2022年4月18日まで。5社程度を採択するとしている。


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