地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会とインテグリティ・ヘルスケア、ノバルティス ファーマは、循環器疾患および呼吸器疾患に関する地域医療の質向上に資することを目的とした包括連携協定を締結した。インテグリティ・ヘルスケアの疾患管理システム「YaDoc」と、ノバルティス ファーマが喘息患者に提供するセンサーおよびアプリを通じて得られた患者服薬データなどを、あじさいネットに参加している医師に共有できる環境を構築する。

 今回の協定で目標としているのは、次の3点。

(1)よりよい医療提供体制に向けた医療連携(大学・基幹病院・開業医・他医療提供者)の推進

(2)治療アウトカム向上に向けた医師・医療従事者の適切な疾患管理および患者の自己管理の推進

(3)循環器疾患および呼吸器疾患に関する地域医療の質向上に資するデジタルツール活用の検討・構築および普及

 今回の協定の対象である循環器領域および呼吸器領域の慢性疾患では、長期の観察や治療を必要とし、患者は生涯にわたって自己管理を続けなければならない。また、医師は患者の日々の症状や服薬状況を把握することは難しいと感じている。患者が日々の症状の記録や服薬管理が簡単にでき、その情報を医師と共有することにより、患者と医師のコミュニケーションを活性化する狙いである。

 なお、あじさいネットの2022年1月現在の会員数は約1700人。情報提供病院数は38医療機関、情報閲覧施設数は約366医療機関、全登録患者数は14万人以上としている。


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