内閣官房は、「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた地域の取り組みを広く募集し、特に優れたものを表彰する「Digi田(デジデン)甲子園」を開催する。まずは、地方自治体を対象とした「夏のDigi田甲子園」を実施する。各都道府県による地区予選を突破した取り組みに対して、7月12日からインターネット投票や委員会の審査による本選を行う。

Digi田甲子園の概要(出所:内閣官房)
Digi田甲子園の概要(出所:内閣官房)
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 デジタル田園都市国家構想は、デジタル化によって各地方のさまざまな社会課題を解決しながら、地域の魅力を向上させる取り組みのこと。それぞれの地方が個性を生かしながら活性化していくことで、東京圏への一極集中の是正を図り、地方から全国へとボトムアップの成長を推進していく。

 全国でデジタル田園都市国家構想の実現に向けた取り組みを推進するには、地方の創意工夫がなされた独自の取り組みを積極的に横展開していくことが必要になる。さらに、地方自治体や民間企業の意欲や国民全体の関心を高め、さまざまな主体が積極的に参画できる環境を整えることが重要になることから、Digi田甲子園の開催を決定した。

 Digi田甲子園は、デジタル技術の活用によって地域の課題を解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や地域の産業振興につながる取り組みを内閣総理大臣が表彰する。具体的なイメージとして、医療、教育、子育て、物流、交通、農林水産業、中小企業、観光、防災といった分野に対して、誰ひとり取り残されない社会の実現を目指す。

 地方自治体を対象とした夏のDigi田甲子園では、4~6月に47都道府県において地区予選を実施。各都道府県の域内市町村のデジタルを活用した取り組みから優れたものを選定した。地区予選を突破した取り組みは、Digi田甲子園のWebサイトに紹介動画を掲載し、広くPRする。

 本選では、7月12日~8月15日にインターネット投票を実施し、国民の視点から見た優れた取り組みを選定する。その後、有識者による委員会で審査を行い、デジタル活用の専門家などの視点から見た優れた取り組みを選定する。実際に課題を解決した取り組みの「実装部門」(指定都市・中核市・施行時特例市など、市、町・村の各区分ごとに選考)と、課題の解決につながるアイデアの「アイデア部門」の各部門を選考する。

 今年秋ごろに表彰式を執り行う予定。その後、年末には民間企業を対象としたDigi田甲子園を開催する予定。

(タイトル部のImage:出所は内閣官房)


出典:「新・公民連携最前線」2022年7月12日付の記事より