こうした研究結果についてBrimblecombe氏は、「今回の研究は、販売促進活動の制限に、健康に悪い食品や飲料の売り上げを減らす効果があることを示した初めての研究である」と評価する。そして、「このような販売促進活動の制限は、食生活の改善と、食事に関連して生じる非伝染性疾患の減少につながるものであり、健康面において重要な意味を持つ。それと同時に、スーパーが責任ある小売業者として自らを位置付け、営業成績を落とさずに、顧客からの信頼を強めることができる可能性を示すものでもある」と述べている。

 論文の共著者で、Menzies School of Health Research(オーストラリア)の主任研究員であるEmma McMahon氏によると、同氏らは、今回の研究で用いた介入策は、テーブルシュガーのような主要食品よりも、甘いビスケットのような、衝動買いの対象となる商品に最も有効であることを予想していたという。そして、「ビスケット類とテーブルシュガーのような商品に対する購買行動を変えるには、それぞれに異なる介入策を考案する必要がある」と述べている。

[HealthDay News 2020年10月9日]

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