台湾の長庚記念病院の研究グループは、トイレットペーパーを使った便潜血の臨床現場即時検査(ポイントオブケア検査、POC検査)を開発した。2020年8月に医療情報の専門誌である『Journal of Internet Medical Research』で報告した。

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 研究グループが開発したのは、専用のトイレットペーパーを使ったPOC検査「JustWipe」。文字通り、「ただ拭くだけ」の検査である。専用トイレットペーパーでお尻を拭くと、検体中に潜血が存在する場合に、青緑の色が現れる。60秒以内に確認できる迅速性も特徴だとしている。

 研究グループは、大腸がん検診の受診率の低さは、検診ツールが入手しづらかったり、使い勝手が悪かったり、コストが高かったりする点にあると指摘している。検診率を引き上げる手法として、身近なトイレットペーパーを使うことを考案した。