動脈瘤内の血液凝固を評価可能に

 こうして作り上げたのが、脳血管にできるものに近い脳動脈瘤のモデルだ。脳血管の細胞は、作り出した血管壁の内部に広がって、互いに融合していることを確認。実際の人の脳動脈瘤に近い構造にすることができたとする。

 さらに、研究グループは作り上げた脳動脈瘤を使って、血液を実際に流し、コイルを充填する試験を実施。すると血液の流れから、コイル内の凝固の様子までを評価できることを確認した。

 研究グループは、血管内治療に用いるコイルが動脈瘤内にうまく適合するのか、あるいは止血できるのかを調べるための有望な方法になると結論。脳動脈瘤の治療を進化させる新しい開発プラットフォームになりそうだ。

(タイトル部のImage:Romolo Tavani -stock.adobe.com)