無呼吸や低呼吸が半減

 このたび研究グループは、40人を対象としてアプリを3カ月間に渡って90回使用するグループと、対照のグループにランダムに分けて、呼吸障害の重症度や症状への効果を調べた。

 この試験から明らかになったのは、アプリの利用によって、睡眠時無呼吸および低呼吸の重症度や症状が軽減するということ。1時間当たりの無呼吸や低呼吸の回数であるAHI指標は、44.7から20.88へとほぼ半減。1時間当たりの酸素欠乏に陥った回数、酸素欠乏指数は36.31から19.4とやはり半減した。

 舌やくちびるの筋肉の機能も有意に改善。AHI指標の改善が、この口腔機能の改善と相関していることも確認した。

 一方で課題となったのは、アプリの利用に向かない人も存在したことだ。もともと舌の動きが制限されていたり、重い鼻閉があったり、顎関節症があったりする場合である。今回の研究ではアプリを使用したうちの16.6%がアプリの利用を拒否した。

 研究グループは、課題はあるものの、上気道の筋肉機能に原因があるケースでは、閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群の治療としてアプリは有望な治療になると指摘する。

(タイトル部のImage:Romolo Tavani -stock.adobe.com)