「幼い子でも考えやすい」

 研究グループは、ワクチン接種を開始していない55人の子どもを対象として2つのグループに分け、28人はゲームをプレイしてもらうグループ、残りの27人はゲームをしない比較対象のグループとして、その後のHPVやワクチンについての知識、ワクチン接種を妨げる障壁を乗り越える自信をつけてもらえるか(自己効力感)を検証した。ワクチン接種の開始や完了についてもグループ間で差が出てくるのか比べた。

 こうして分かったのは、ゲームのプレイによってワクチン接種についての知識や自己効力感が高められるということ。ゲームをプレイしたグループの方がワクチン接種の開始や完了が増える傾向が見られたという。

 ただし、統計的な有意差が認められるまでには至らなかったとしている。研究グループは、「庭のたとえにより、有害なウイルスを防ぐワクチン接種を幼い子どもでも考えやすくなる」と説明する。

 ゲームで知識や障害を乗り越えられるようになるポイントは、ワクチン接種への興味を持った上で、家族や友人との会話が促されるところにあるようだ。インタビューを繰り返しながら、ゲーム内容の改善を繰り返したことで、興味を持ちやすい内容に改善したのも重要なポイントだとしている。


(タイトル部のImage:Romolo Tavani -stock.adobe.com)