医療アプリ開発が活発になっている。そうしたアプリが浸透するためには、医療従事者から幅広く受け入れられることが欠かせない。そんな中、ドイツの医師が医療アプリにどんな期待を持つのかを調べた研究結果がまとまった。ドイツ、サーランド大学などの研究グループが、専門誌『JMIR Formative Research』で2020年11月に発表した。

整形外科および外傷外科の医師を対象に調査

 医療現場でのモバイルヘルスおよび医療アプリの存在感は、徐々に高まっている。ドイツでも患者データの電子化は大きなトピックスだという。スマートフォンの普及を契機に、医療情報をより手軽に管理する技術開発が進んでいる。

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 今回、研究グループは、ドイツの大学病院の整形外科および外傷外科の分野に従事する医師を対象として、モバイルヘルスおよび医療アプリがどれほど受け入れられているのかを調査した。どのような分野で期待されているのか、自身の利用状況、想定しているリスクなどを聞いた。調査を実施したのは2018年9月から2019年2月で、206人から回答を得た。