第2、第3の課題は…

 第2に、倫理の課題に取り組む必要があると指摘する。モバイルやIoTデバイスの普及で健康データを収集、保存、分析するサービスは増加傾向にある。そのため、プライバシーの保護、データ保護、インフォームドコンセントに関連した問題に配慮する必要があるというわけだ。

 ソーシャルメディアやウエアラブルでも同様だ。研究グループは、一般向けのアプリの技術が進んで、医療機器と非医療機器の境界が曖昧になり、問題の裾野も広がっていると指摘する。グローバル化により、国境に関係なくサービスは普及している。そこでの倫理的な課題にも目を向ける必要があるとする。

 第3は、患者とデバイス、医療従事者の間のつながりが高まることに伴う安全性やセキュリティーの課題だ。互いにつながることで情報はタイムリーに共有可能になり、対応は容易になる。しかし、技術が進みデジタルヘルスが普及する一方で、その内実として品質や根拠に基づく研究に欠けている場合は改善が必要だ。

 IoTデバイスなどによるデータ収集に伴って、セキュリティーやプライバシーの課題も生じる。患者の同意を得られているのかという透明性は重要だ。新型コロナ対応では行動履歴のモニター技術なども出てきている。ここでもセキュリティーやプライバシーの課題は重要になるとする。