新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大し続け、人々の健康への不安が増し、重症者の治療ベッド不足や院内感染リスクの増大も懸念される中、オンライン医療相談・診療サービスを強化する企業の動きが目立っています。

 小児科・産婦人科医による予約制相談サービスを運営するKids Public(東京都千代田区)は奈良県三宅町の委託を受け、住民に対するサービス提供を開始したと発表。COVID-19に関する医療相談のほか、外出機会が減少する中で蓄積される育児ストレスへの相談対応や、親子サロンの中止などで減った対面育児サポートの補完を行い、住民の子育てを支援したいとしています。医療相談アプリ「LEBER」を提供するAGREE(茨城県つくば市)は、アプリ開発・マーケティング支援を得意とするフラー(千葉県柏市)との業務提携を締結し、24時間365日スマホで医師に相談できるサービスを強化する方針です。

 オンライン診療についても、女性の健康情報サービス「ルナルナ」を手掛けるエムティーアイ(東京都新宿区)が、産婦人科患者向け「ルナルナ オンライン診療」の無料提供を実施。これにより産婦人科におけるオンライン診療の促進を図りたいとしています。オンライン医療相談サービス「first call」を手掛けてきたメドピア(東京都中央区)は、オンライン診療に必要な基本機能(TV電話面談機能、診療メモ機能、チャット機能)を備えた「first call for オンライン診療」を今年5月中旬にリリースし、12月末まで無料で提供すると発表しています。厚生労働省は4月10日に事務連絡を発出し、新型コロナウイルスの院内感染防止の観点から、初診患者へのオンライン診療を時限的・特例的に解禁しました。こうした企業の動きと相まって、オンライン医療相談・診療サービスが一気に加速するか今後注目です。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2020年4月6~10日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のイメージ:monsitj -stock.adobe.com)