がん研究会有明病院と日立製作所は7月22日、コミュニケーションロボット「EMIEW(エミュー)」による、病院玄関での安全確保業務補助の医療従事者負担軽減効果の評価研究を開始したと発表しました。

 EMIEWは、店舗や公共施設などで接客・案内サービスを行うことを目的に日立が開発したロボットで、音声対話AI(人工知能)を搭載することにより対応できなかった質問をロボット自身が職員に確認し、自発的に日々成長するそうです。日立は既に羽田空港や商業施設でEMIEWを使った接客・案内サービスの実証実験を行ってきています。医療関係では、国立国際医療研究センターと共同で、EMIEWによる入院案内・検査説明、検査室への患者誘導業務の評価研究を進めています。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息の兆しがいまだに見えない中、多くの病院では、事務職員をはじめ医療従事者が玄関で来院者の体温や症状チェック、手指衛生の案内などを行っており、以前に比べ彼らの業務負担は増しています。今回、EMIEWがそれらの安全確保業務を補助・代行することで医療従事者の負担軽減を図り、その効果を検証しようというわけです。

 ロボットによる業務代行は、従業者の感染リスクを下げることにもつながります。ウィズコロナ、ニューノーマル時代にあって、医療施設だけでなく一般企業でも安全確保業務が求められるなか、EMIEWのようなAIロボットが受付業務を担うのが当たり前になるかもしれません。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2020年7月20~24日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)