2015年に「女性活躍推進法」が施行されて以降、企業などで活躍する女性が増え、出産・育児休暇後の職場復帰も当たり前になる一方で、女性の健康ケアに関する社会認知や対策が追いつかず、健康上の理由から退職を余儀なくされる女性が少なくありません(関連記事)。そんな現状を受け、医師や助産師などの医療従事者と連携し、オンラインやアプリなどを使って女性の健康問題を解決・支援するサービスを提供する企業が増えています(関連記事)。

 先週も、健康経営における女性の健康問題のサポートや、女性医療に関するプログラム・事業の開発などを行う会社を設立したとの発表がありました。「ファムメディコ」(東京都千代田区、代表取締役:佐々木彩華氏)という名の企業で、同社が独自に実施した調査によれば、働く女性の6割が年をとっても働き続けたいと考えているが、8割は何らかの女性に起こり得る症状や病気を抱えているとのこと。その中でもPMS(月経前症候群)・生理痛・月経過多などの月経随伴症状がある人のそれぞれ6割以上が「仕事や生活に支障が出ている」と回答したそうです(n=936)。

 同社では、女性特有の疾患を見つけ出すには、適切な検査が欠かせないとして、子宮・大腸・乳房の3つの臓器を重点的に精査する「YOU健診」を提唱。通常の職域健診には含まれない経膣超音波検査や大腸内視鏡検査なども行い、女性の罹患率・死亡率が高い3つのがん(乳がん・子宮がん・大腸がん)に加え、子宮内膜症や子宮筋腫など女性に多い疾患を総合的にチェックし、これら疾患が重症化して仕事に支障を来すのを防ぎたいとしています。このような働く女性が抱える健康・医療課題の解決を支援するサービス、企業の取り組みは、今後ますます広がりそうです。(大滝 隆行=Beyond Health)


以下では、2020年9月23~25日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)に移動します。

【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

(タイトル部のImage:monsitj -stock.adobe.com)