キヤノンメディカルシステムズとSanseiは、感染症対策医療コンテナCTの販売を2021年1月に開始すると発表しました。陰圧・陽圧が可能な特殊フィルタで除菌する空調システムや、アルコール消毒が可能なガラスウォールシステムなど、検査者の感染リスクを減らすための感染症対策を施したとのこと。新型コロナ診断を行う地域連携病院や自治体などへの導入を目指すとしています。
ISO規格コンテナで、陸送、海運などにも対応しており、またトレーラーで移動可能なため、国内、海外問わず、どこにでも運搬可能とのこと。院外のスペースに簡単に設置し、すぐに安全な検査環境を整えることができるとしています。MaaS(Mobility as a Service)は、 コロナ対策の一つの手法になるという記事を以前にも公開しましたが、これもその一つのケースと言えそうです。(小谷 卓也=Beyond Health)
以下では、2020年11月30~12月4日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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【プロダクト/サービス】
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福岡県大木町/山形県白鷹町/兵庫県香美町/秋田県八郎潟町
【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)