味の素は、メドピアの連結子会社であるMediplatと、生活改善に関する情報提供を目的としたスマートフォン用アプリ「aminoステップ」を共同開発した。2021年4月よりサービスを開始、同社が展開中の「アミノインデックス リスクスクリーニング(AIRS)」(1回の採血でさまざまな疾患リスクを評価する検査)の受診者をはじめ一般ユーザーまで幅広く提供していく。
多彩なメニューがあるaminoステップだが、注目されるのがエンタメ性にも優れていること。チャット形式の健康相談機能を始め、ウォークラリー、aminoマイル(アプリ内のポイント)の獲得、ヘルスケアに関するクイズ機能など、楽しみながら健康維持を図れる。同社では、このアプリを軸として「食と健康のソリューションサービス」を強化していく考え。今後どのようなメニューが増えていくのか楽しみだ。(江田 憲治=Beyond Health)
以下では、2021年3月22~26日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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アストラゼネカとUbie、喘息患者さんが早期に適切な対処方法を知るサポートをすることを目指し協業
喘息治療の継続をサポートするためのアプリケーションも同時にリリース -
東京大学グリーンICTプロジェクトとNTTコミュニケーションズ、「デジタルツイン」を建物空間で生成する技術の実証実験を開始
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エクサウィザーズ、アフラック生命と保険事業および全社DXの推進や新規事業開発で業務提携
アフラック・イノベーション・パートナーズなどを通じ10億円の資金調達も実施 -
アムジェンとキャンサースキャン、千葉県佐倉市と骨粗鬆症の二次骨折予防を目的とした官民連携による「骨粗鬆症疾患啓発事業協定」を締結
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エバーシステムとプラクス、IOSTブロックチェーン技術を活用したPHRの導入に向けた医療データ共有プロジェクトにおける結果・考察を公開
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島津製作所、島津テクノリサーチが下水と対人の検査による新型コロナウイルスPCR検査システム「京都モデル」の構築・社会実装を目指し実証実験を開始
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BionicM、東大発義足ベンチャーが鉄道弘済会義肢装具サポートセンターとパワード義足の開発・普及における協働契約を締結
【プロダクト/サービス】
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日本BD、薬局ロボット「BD Rowa Vmaxシステム」で「BD Rowaピックアップターミナル」のセミアウトドアタイプの販売を開始
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OUI Inc.、iPhoneアタッチメント型医療機器「Smart Eye Camera」によるアレルギー性結膜疾患の評価が既存機器と同等に可能と証明
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F Treatment、卵巣年齢チェックキット「F check」がウォンテッドリー運営の福利厚生サービスPerkで提供開始
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エムティーアイ、子会社クリプラのクラウド電子カルテ「CLIPLA」と医用画像クラウドサービス「Tricefy」が連携を開始
【要素技術】
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アストラゼネカ、新型コロナウイルス感染症ワクチンAZD1222の米国における第Ⅲ相臨床試験で発症予防76%/重症・致死性な疾患および入院予防100%の有効性を発表
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アンジェス、バソミューン社と共同開発するCOVID-19治療薬AV-001の第1相臨床試験で安全性と忍容性を確認し良好な結果を発表
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アストラゼネカ、英国医薬品・医療製品規制庁・欧州医薬品庁が新型コロナウイルス感染症ワクチンVaccine AstraZenecaはベネフィットがリスクを上回ることを再確認
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東北大・滋賀医大、胎児のNUDT15遺伝子型によって母親が服薬するチオプリンが胎生致死を引き起こす可能性をマウスモデルで解明
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)