一般生活者向けWeb医療情報提供サービス「AI受診相談ユビー」などを運営するスタートアップのUbie(東京都中央区)は、20~30代の男女600人を対象に、「かかりつけ医」普及の課題把握を目的とした意識調査を行い、結果を発表しました。
調査によると、現在かかりつけ医がいない300人のうち、「(かかりつけ医は)必要だと思う」「まあ必要だと思う」と答えた人の割合は81.7%。「必要」と感じる理由・タイミングの第1位は「高熱や腹痛など不調となった時、すぐ連絡を取りたい(41.6%)」で、かかりつけ医を探す際に必要となる情報として「医師との話しやすさ(48.5%)」や「家から近い(44.2%)」などが上位に挙がっています。
一方、既にかかりつけ医がいる300人のうち、「(現在のかかりつけ医に)満足している」「まあ満足している」と答えた人は9割以上。かかりつけ医に関するエピソードとしては、「自分の体を知ってもらえていることへの安心感」や「柔軟な対応や親身さ」を挙げる人が多いようです。コロナ禍で健康不安が広がる中、かかりつけ医に対する若年層の需要は、想像以上に大きいようです。 (江田 憲治=Beyond Health)
以下では、2021年9月13~16日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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【プロダクト/サービス】
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複数の医師会・自治体でも導入が決定
【要素技術】
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(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)