九州工業大学と連携し、視覚障害者が危険なく外に出歩けるよう、歩行アシスト機器「seeker」の製品化を進めているマリスcreative design(本社:東京都墨田区)。2021年3月より実証実験を進める中、新たに、エレクトロニクス商社のマクニカ(本社:神奈川県横浜市)と連携し、早期実用化に向けた取り組みを加速すると発表しました。
seekerは、センサーが付いたメガネ型の装置と、白杖に取り付ける振動装置からなり、センサーで周囲の状況を検知し、危険が迫ったら白状を揺らして知らせる仕組み。今後、2024年3月のseeker実用化に向け、マクニカのAI専門家組織AI Research & Innovation Hubが参画して、最適な技術の調査・検証を2022年3月までに実施するとのこと。振動で危険を伝える機器は珍しく、注目されます。(庄子 育子=Beyond Health)
以下では、2021年11月29日~12月3日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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マリス・九州工大・マクニカ、AIを活用した視覚障がい者のための歩行アシスト機器「seeker」の早期実用化に向け産学連携での共創を開始
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NTTデータ、北海道富良野市・NTT東日本とスマートディスプレイを使って高齢者見守りやコミュニティー形成を目的とする実証実験を開始
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トランスコスモス・聖マリアンナ医科大・NTTドコモ・川崎市、聖マリアンナ医大病院で5Gを活用した救急医療の実証実験を実施
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脳の健康度チェックツール「のうKNOW」搭載のスマートフォンをはじめとするソリューション開発 -
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アクセリードとFRONTEO、AIで創薬ターゲットを評価する共同事業「Druggable Target 1000」を開始
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順天堂大、AMED「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(腸内マイクロバイオーム制御による次世代創薬技術の開発)」に採択
【プロダクト/サービス】
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H.U.グループのケアレックス、「スターク訪問看護ステーションさいたま北」で訪問看護下での採血と血液検査サービスを提供開始
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PHC、ベルギーのUnivercells Technologiesが開発・製造するfixed-bedバイオリアクター製品の国内販売を開始
【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)