SI大手の伊藤忠テクノソリューソンズ(CTC)は、医療用センサーを開発するクォンタムオペレーションと、ヘルステック事業について業務提携契約を締結。ウエアラブル端末で取得したバイタル情報から、将来の健康状態をAIが予測するヘルスケアプラットフォームを共同開発すると発表しました。
クォンタム社のウエアラブル端末は、心拍、呼吸の度合い、血中酸素飽和度のバイタル情報を最短で1秒ごとに取得可能。CTCは、バイタル情報から将来の健康状態を予測するアルゴリズムを開発します。この他、外部システムから健康診断や就労関連データも取り込む予定で、予測精度のさらなる向上が期待できると言います。
CTCは同時に同社のコーポレートベンチャーキャピタルからクォンタム社に出資したと発表。2023年度のサービス提供を目指して、より連携を深めていく考えです。(江田 憲治=Beyond Health)
以下では、2021年12月20日~23日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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CTC、医療用センサーを開発するクォンタム社と業務提携しヘルステックビジネスを強化
バイタル情報を活用して将来の健康状態を予測するプラットフォームを共同開発 -
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【プロダクト/サービス】
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【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)