ユカイ工学とRIZAP、およびJDSCは、3社合同でフレイル(高齢による虚弱化)を予防する実証実験を開始すると発表しました。
フレイル予防を実践するうえでハードルとなるのが、対象者である高齢者のデータ収集、ITリテラシー、リクルート(参加と継続)の3つ。3社はそれぞれのノウハウ・技術を生かして、このハードルを下げることを目指すといいます。
ユカイ工学は、ファミリーロボット「BOCCO emo」を活用し、利用者のモチベーションアップ、プログラムの実施状況や食事内容のデータ収集に関与。JDSCは、高齢者宅のスマートメーターから電力データをAI解析し、フレイルリスクや日常生活の変化を検知するほか、改善目標の達成には何が必要かなどを分析して、行動データや効果を可視化。RIZAPは、データに基づきニーズに合った運動プログラムなどを提供し、「結果にコミット」のノウハウを通じて参加と継続のハードルを下げることに関与していくそうです。
フレイル予防を促し、健康寿命増進につなげるのが3社の狙い。今回の実証実験の効果の程が注目されます。(庄子 育子=Beyond Health)
以下では、2022年1月17~21日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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アボット、経皮的大動脈弁留置術(TAVI)用の「Navitor 経カテーテル生体弁システム」の日本での製造販売承認を取得
【プロダクト/サービス】
【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)