脳活動が高い状態の脳トレ、認知機能改善効果が向上と東北大

　年齢に関わらず、認知機能を維持・向上させるトレーニングの開発に多くの関心が寄せられています。東北大学はこのほど、脳活動をリアルタイムでフィードバックしながら脳トレを行うことができるニューロフィードバック脳トレを開発。その効果検証を行ったところ、脳活動が高い状態でのニューロフィードバック脳トレは、従来の脳トレよりも認知機能を有意に改善する効果がみられたといいます。今後、様々な場面での積極的な応用が期待されます。（庄子 育子＝Beyond Health）

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以下では、2022年1月31～2月4日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース（WebサイトやPDFなど）にリンクいたします。

【ビジネス】

• KCCSモバイルエンジニアリングとアグリマス、認知症の超早期発見のためのクラウドシステムの開発について業務提携契約を締結

• NTTドコモ、シニア層向けオンライン運動指導サービスの有償テストマーケティングを開始
  フレイル予防により健康寿命の延伸に貢献

• 日本調剤、聖マリアンナ医科大病院敷地内の菅生薬局に非接触の処方薬受け渡しロッカーを設置

• 中部電力とカラダノート、子育て世代を支援するサービス開発やヘルスケア分野での協業に向けた資本業務提携契約を締結

• Ubie、日本ベーリンガーインゲルハイムと肺線維症領域での協業を開始

• シミックHDと新潟県妙高市、新型コロナウイルス感染症対策と健康増進に係る包括連携協定を締結

• Smart119、救急医療情報サービス「Smart119」が行政オープンイノベーションプロジェクト「Local Innovation Challenge HOKKAIDO」に採択

• ノーススターと家来るドクターJAPAN、小児の時間外の健康相談アプリ「キッズドクター」が愛知県での往診エリアを拡大

• 富士フイルム、ライフサイエンス領域のコーポレートベンチャーキャピタル始動
  世界のバイオベンチャーを対象に70億円の出資枠を新たに設定

• PRiME-R、ブリストル・マイヤーズ スクイブと小野薬品工業が胃癌患者を対象にオプジーボの臨床研究で「CyberOncology」を活用

• U-Factor、慶大と共同で幹細胞培養上清液を用いた眼科疾患の基礎研究を開始

• JUNTEN BIOと順天堂大、AMEDの「医療研究開発革新基盤創成事業（CiCLE）」に採択

• OUI Inc.、インドネシアのジャカルタで国際共同研究プロジェクトをスタート

• AssistMotion、再生医療における歩行訓練ロボット「curara」の効果を確認する実証実験を開始

• メドレー、花粉症治療とオンライン診療に関する調査を実施

• メディカル・データ・ビジョン、2022年度診療報酬改定に向けた病院経営への影響を推計する簡易シミュレーションを実施
  看護必要度の「心電図モニター管理」削除により平均4.2％減へ

• 日本調剤、全薬局での医療安全・品質管理の向上を目指して品質管理部を新設

• S-RACMO、再生・細胞医薬製造施設を稼働開始

• ファイザー、厚生労働省とCOVID-19に対する経口抗ウイルス薬候補の供給に関する最終合意を締結

【プロダクト/サービス】

• エルピクセル、胸部X線画像の読影診断を支援する「EIRL Chest Screening」で肺結節候補域の検出と5つの計測機能を有するモデルを販売開始

• NTTドコモ、エクモカーへ 5G を活用した高精細リアルタイム映像伝送・双方向音声伝送システムを提供
  エクモカーから病院へ高精細リアルタイム映像を伝送し救急現場を支援

• アルム、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」にWeb会議機能を搭載

• FiNC Technologies、産業保健と健康経営を支援するソフト「FiNC for BUSINESS」を宇部興産がパイロット運用を開始

• 医療 AI プラットフォーム技術研究組合など、日本医師会AIホスピタル推進センターと連携し医療AIプラットフォームの第2期試行運用開始

• 日立、小型陽子線治療システムを導入した湘南鎌倉総合病院「湘南鎌倉先端医療センター」が本システムによる治療を開始

• Yuimedi、ノーコードの医療データクレンジングソフトウェア「Yuicleaner」β版をリリース

• アナムネ、オンライン診療プラットフォームで花粉症薬の処方を実現する「オンライン花粉症外来」を開始

• リーバー、茨城県水戸市の自宅療養者を対象に医療相談アプリ「LEBER（リーバー）」を提供する契約を締結

• flixy、NTT東日本 関東病院がWEB問診サービス「メルプWEB問診」の利用を開始

• 欽次郎、オンライン診療システムに通訳サービス機能を追加

• アルム、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」が世界30カ国1000施設に導入

• 浅田レディースクリニック、日本IBMと不妊治療の調節卵巣刺激プロトコルの教育を支援するAIシステム「AACS（アークス）」を共同開発

• 大正製薬、医療関係者向け情報サイトに2つの「チャットボット」を新設

【要素技術】

• 東北大、脳活動が高い状態でのニューロフィードバック脳トレが認知機能向上に効果的であることを実証
  脳活動をリアルタイムでモニタリングできるニューロフィードバック脳トレを開発

• 東大とAMED、国内最大のオンラインコホート構築からアルツハイマー病超早期の研究と治療を目指す「J-TRC研究」が新規ステージに
  アルツハイマー病・認知症の克服に向けて国際的な予防・治療薬治験との連携が本格始動へ

• 慶大など、病気の原因がわからない赤ちゃんに対するゲノム解析の有用性を確認

• 東大など、開発した数理モデルOMELETを用いて肥満における肝臓グルコース代謝変化とその制御を定量的に解析

• 自治医大、マイクロRNAを用いた急性腎障害（AKI）の新規検査方法と治療・予防方法を発見

• 阪大、アジア人集団における遺伝的多型がマイクロRNA発現に及ぼす影響のカタログを作成

• 群馬大と東大など、タンパク質の設計図を壊さないようにDNA切断を修復する仕組みを発見

• 岐阜大、がんの悪性化に関わる糖鎖合成酵素GnT-Vがタンパク質を選んで糖鎖をつけることを発見

（タイトル部のImage：jeancliclac -stock.adobe.com）