岡山大の研究チームはこのほど、細胞をアルカリ化する光感受性たんぱく質を用いることで、光で狙った細胞を選択的に死滅させる技術の開発に成功したと発表しました。細胞を死滅させる技術は現在、がんの治療に利用されており、主に薬剤が使われているところ。ただ、多くの薬剤は、周囲の正常な細胞にも作用してしまい、投与によって毒性(副作用)を引き起こしてしまう課題があります。
目的の細胞のみ狙い撃ちできるという今回の研究成果は、副作用が生じない新たながん治療法につながる技術として注目されます。(庄子 育子=Beyond Health)
以下では、2021年2月14~18日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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【プロダクト/サービス】
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【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)