PwCコンサル、日立系「幸福度」測定会社と組み企業のウェルビーイング経営を支援

　PwCコンサルティングはこのほど、従業員の幸せおよびウェルビーイング向上を起点とした企業変革の実現に向けて、日立製作所子会社であるハピネスプラネットと協業を開始すると発表しました。

　ハピネスプラネットは「幸福度の可視化」を手掛ける会社で、スマートフォンで従業員の幸福度を測定するアプリケーションを開発。各種データ分析も行っています（関連記事： 「幸せ」「前向き」こそが、ある種の万能薬だ）。

　PwCコンサルは以前より、「幸せ」をキーワードに企業と顧客のサステナブルな関係を築く「幸福度マーケティング」を提唱し、従業員のウェルビーイングの向上を目指す企業に対して各種ソリューションを展開してきたところ。ハピネスプラネットと組むことで、科学的なアプローチを深化させる方向です。（庄子 育子＝Beyond Health）

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以下では、2022年4月25日～5月6日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース（WebサイトやPDFなど）にリンクいたします。

【ビジネス】

• PwCコンサルティング、従業員の幸せおよびウェルビーイング向上を起点とした企業変革支援に向けハピネスプラネット社との協業を開始

• 匿名加工医療情報公正利用促進機構（FAST-HDJ）、「認定匿名加工医療情報作成事業者」として事業を開始

• 日立、次世代医療基盤法に基づく「認定医療情報等取扱受託事業者」の認定を取得

• 東大など、60歳以上の認知症とフレイルの有病率と医療介護費について2043年までの将来推計を明らかに

• 大塚製薬とアイ・ブレインサイエンス、アイトラッキング（視線追跡）技術を用いた認知機能評価アプリの独占販売契約を締結

• 名古屋市立大とサスメド、機能性疾患患者向けの治療用アプリの共同開発を開始

• FRONTEO、慶大と自然言語AIを用いた うつ病・躁うつ病診断支援プログラムの技術開発を行う共同研究を実施

• オムロン、大阪府と「自立支援・介護予防等に向けた連携協定」を締結

• ベスプラと浜松市、「脳と体の健康維持/促進に向けた健康管理アプリの大規模効果検証」を開始

• 総合南東北病院と富士通、膵臓がんを非造影CT画像から検出するAI技術の共同研究を開始

• NTTデータ東北とNTTデータ経営研究所、福島県郡山市との「要介護認定事務の円滑な実施に係る調査研究事業」におけるICT実証実験を完了

• インテグリティ・ヘルスケア、分散型臨床試験支援（Decentralized Clinical Trials ; DCT）を主要事業とするDCT Japanを設立

• AIメディカルサービス、SoftBank Vision Fund 2をリード投資家とする シリーズCラウンドで総額80億円を調達

• サイキンソー、商工中金と総額3億円の融資契約を締結
  腸内細菌叢データ・プラットフォーム構築による「治療・予防」ソリューションの開発を目指す

• 順天堂大、心臓病再発予防プログラムの構築と実践を目指したデジタルデバイスの共同研究を開始

• 東大とアステラス製薬、革新的な新薬や医療ソリューションの創出を目指し戦略的パートナーシップ第2期を開始

• 沖縄科学技術大とコランダム・システム・バイオロジー、腸内細菌やゲノムなどの網羅的解析をAIとロボットで自動化するプロジェクトを開始

• ISIDと名大、AIによる錐体外路症状（EPS）重症度判定の共同研究を開始

• 凸版印刷とマイオリッジ、細胞培養領域における製品・サービスおよび研究開発の推進で協業

• 佐竹マルチミクス、オリヅルセラピューティクスとヒトiPS細胞由来膵島細胞の大量培養生産の実用化に向けた共同開発の開始

【プロダクト/サービス】

• カルディオインテリジェンス、ディープラーニング技術を活用した長時間心電図解析ソフトウェア「SmartRobin AIシリーズ」販売開始

• CureApp、高血圧症治療において医師と患者を支援するアプリの薬事承認を取得

• メディカルノート、医療・ヘルスケアプラットフォーム「Medical Note」に掲載する疾患情報をGoogle検索の医療情報パネルへ提供開始

• アッヴィ、アトピー性皮膚炎に関する疾患情報の提供を目的としたインスタグラム公式アカウントを開設

• 凸版印刷、製薬会社向け電子カルテデータ分析ツール「DATuM IDEA」を開発

• ニチイ学館、NTT東日本の高度なICTノウハウを活用した遠隔医療事務サービス"Nichii Connect"を提供開始

【要素技術】

• 日本ハムと成育医療センター、鶏卵アレルギーの発症を予防し炎症皮膚からの発症リスクを低減した卵白分解物を発見

• 千葉大、がんの進行を早める新たな鍵分子を発見

• エーザイ、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」のシミュレーションを用いた評価結果が査読学術専門誌に掲載

• 東大、がん細胞からiPS細胞が樹立できない分子メカニズムを解明

• 東北大、転写因子GATA2変異が免疫細胞減少症を引き起こすことを発表

• 京大と東北大、CDC42-C末端異常症に於ける炎症病態を解明

• 理研など、腸の細胞を新陳代謝させる分子機構として新しいタイプの細胞死を発見

• 横浜市大、神経発達障害の原因遺伝子の大規模な同定に成功

• 東大、ニコチンアミドモノヌクレオチドの摂取で高齢男性の運動機能が改善することを発見

• 熊本大、ヒトT細胞白血病ウイルスの持続感染を司る分子生物学的基盤を解明

• 広島大と理研、GPIアンカー型タンパク質の選別輸送がGPIアンカーのリモデリング酵素により品質管理されていることを発見

• 東大、インスリン刺激下で細胞増殖を促進する分子間相互作用ネットワークを生体分子の大規模計測データから解明

• 佐々木研究所附属杏雲堂病院、精密なゲノム医療実現を目指す病理製品を開発

• 熊本大、ゲノム編集分子を高効率に細胞内に導入可能な変幻自在ポリマーを開発

• 京大・東北大、CDC42-C末端異常症に於ける炎症病態を解明

• 理研、胎盤と胚発生に重要な刷り込み遺伝子を同定

• 北大、慢性痛が不安を引き起こす脳内メカニズムを解明

• 自然科学研究機構、大脳基底核の視床下核が運動を制御するメカニズムを解明

（タイトル部のImage：jeancliclac -stock.adobe.com）