生活に支障をきたす年数が長く、働く人のパフォーマンス低下にも大きな影響を及ぼす慢性腰痛。東京大学医学部附属病院などの研究グループはこのほど、働く世代の慢性腰痛患者を対象に行った研究で、薬物治療を含む通常診療を受けている患者群に比べ、通常診療に加え患者教育と運動療法をセットにしたプログラムをモバイルアプリで実施した患者群の方が、慢性腰痛が改善していることが判明したと発表しました。

 モバイルアプリを併用して活用した患者群では、12 週後の腰痛の自覚的改善度や健康関連 QOLなどが有意に改善。運動療法の継続率も高く、慢性腰痛の改善に伴い通院回数が減少したことも認められたといいます。

 今回の研究結果からは、慢性腰痛に関連する分野でのオンライン診療への発展に加え、セルフケアの充実によって医療費の削減につながることも期待されます。研究グループでは今後、患者教育と運動療法に加え、慢性腰痛に有用な治療である認知行動療法を条件に取り入れた場合の効果を検証するなど、慢性腰痛の改善に向けた臨床応用への取り組みを重ねる予定です。(庄子 育子=Beyond Health)


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【ビジネス】

【プロダクト/サービス】

【要素技術】

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