凸版印刷の100%子会社である「おかぴファーマシーシステム」(東京都千代田区)とコンビニエンスストアの「ファミリーマート」は、5月26日より、東京都内約2400のファミリーマートの店舗において、最短翌日、送料・手数料無料で処方箋薬を受け取れるサービスを開始したと発表しました。
対象となるのは、おかぴファーマシーが運営する「とどくすり薬局」の薬剤師による服薬指導を終えた処方箋薬。患者がホームページから受取店舗を指定、メール等で送られてくる認証バーコードをレジで提示すると、薬を受け取れるのが基本的な仕組みです。本サービスのねらいについて両社は、「生活動線の中で処方箋薬を受け取れるようにすることで、利用者の治療継続に貢献したい」と語っています。
処方箋薬の受取りサービスについては、他のコンビニエンスストアやドラッグストアによる取り組みも進められています。異業種連携なども含め、今後の動向が注目されます。(江田 憲治=Beyond Health)
以下では、2021年5月23~27日に配信されたプレスリリースの中から編集部がピックアップしたものを【ビジネス】【プロダクト/サービス】【要素技術】に分類しました。各項目をクリックすると、それぞれのプレスリリース(WebサイトやPDFなど)にリンクいたします。
【ビジネス】
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【プロダクト/サービス】
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【要素技術】
(タイトル部のImage:jeancliclac -stock.adobe.com)